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2010年12月18日

電子書籍の可能性と課題がよーくわかる本

友人が本を書きました。

電子書籍[kindle/iPad/Google Edition]の可能性と課題がよーくわかる本
-出版ビジネスは電子化でどう変わるか-



まだ、読んでいないのですが、以下の10のキーパーソン&キープレイヤーへのインタビューが載っている、大変魅力的な内容です。

・「電子書籍の衝撃」の佐々木俊尚氏、
・ソニー・リーダーのソニー、
・ドットブックのボイジャー、
・電子書籍配信事業準備株式会社の凸版印刷、
・電子書籍取次と電子書籍ストアのビットウェイ、
・日経新聞電子版の日本経済新聞社、
・京極夏彦「死ねばいいのに」の講談社、
・電子出版社アゴラブックスの池田信夫氏と「電子書籍元年」の田代真人氏、
・Kindleで初めて漫画を電子出版した漫画家うめ氏、
・対面電子書籍販売の電書フリマ主催の米光一成氏

実際に、Kindle を見せてもらう機会がありましたが、表示の綺麗さ・・・
綺麗さというよりも「自然さ」かな。本当に見やすい。
iPhone4 の綺麗さにもびっくりしましたが、それを知っているのにビックリする質の違い。
「電子書籍」というと、Kindle の方がイメージには合いましたね(では、iPadに取って代わるかというと、それも違うんだけど)


第1章 電子書籍の基礎知識



1-1 そもそも電子書籍とは


電子書籍とiPad、キンドルの関係
電子書籍と電子書籍リーダー
電子書籍ビューアー
ビューアー不要のアプリ型電子書籍もある

1-2 電子書籍のメリットとデメリット


紙という実体がないことの利点
文字の大きさ、読み上げ、辞書機能
インターネット機能
動画、音楽によるリッチコンテンツ化
紙の書籍には敵わない部分もある
進化する電子書籍

1-3 iPadでできる新体験コンテンツ(1)~書籍の場合


iPadの機能を活かした電子書籍とは
モーションセンサーに対応した『Alice for the iPad』
ゲームができる『ToyStoryRead-Along』
音楽や映像を付けた『死ねばいいのに』『歌うクジラ』

1-4 iPadでできる新体験コンテンツ(2)~雑誌の場合


いち早くiPadに対応した『Wired』
記事のレイアウトが変化する『Time』
ムービーを活用した『GQ JAPAN』『VOGUE』
日本でも同様の動きが

1-5 電子書籍の入手法


専用の電子書籍ストアから購入するキンドル
様々な電子書籍ストアが使えるiPad
日本の書籍に対応するストア
電子書籍ストア以外の入手法
“自炊”で作る電子書籍

1-6 電子書籍は本当に普及するのか


電子書籍を利用したくない理由
根本的な原因は「利用するまでのハードル」
リーダーの低価格化で電子書籍の時代が来る

1-7 電子書籍が出版業界に与える影響


既存の出版業界の枠にはまらない電子書籍ビジネス
書店への影響
取次会社への影響
印刷業界への影響
出版社への影響

第2章 キンドル対iPad~電子書籍リーダーの現在


2-1 電子書籍の歴史


CD-ROMで始まった電子書籍
電子書籍リーダーの誕生
ダウンロード型電子書籍の登場
日本とは違った米国の状況

コラム エキスパンドブック

2-2 キンドルが成功した理由


キンドルの衝撃
コンテンツの豊富さが勝因
端末直接ダウンロード型で徹底的に手間を軽減

コラム 電子書籍は安価?

2-3 損して得取れ~キンドルのビジネスモデル


売れば売るほど損をする?
キンドルの独占販売
キンドルを普及させ電子書籍販売で利益を確保
通信費の差額

2-4 電子書籍を進化させたiPad


“電子書籍リーダー”ではないiPad
新しい読書体験を作り出すデバイス

2-5 キンドル対iPad~アップル参入の影響


ホールセール契約のアマゾン
エージェント契約のアップル

コラム キンドルとiPadはライバル?

2-6 ソニー・リーダーとヌックが示す可能性


高性能で入手しやすいソニー・リーダー
実店舗で購入でき貸本や試し読みも可能なヌック

2-7 電子書籍とグーグルブック検索


グーグルがいよいよ参入
著作権侵害で訴えられた図書館プロジェクト
和解で開始したグーグルブック検索
日本にも影響を及ぼしたグーグルブック検索問題

2-8 遂に始まるグーグルエディション


グーグルエディションとは
クラウドで読む新タイプの電子書籍
電子書籍取次サービスで他企業も電子書籍ビジネスに参入可能に

2-9 日本の電子書籍市場はどう変わるか


iPadで開拓された日本の電子書籍市場
2010年が「電子書籍元年」と言われる理由

コラム 買うならどの端末がおすすめか

第3章 電子書籍ストアと書店への影響


3-1 書店と電子書籍ストアの違い(1)~委託販売制度


普通の小売り業と違う書店のビジネス
委託販売制度とは
よりリスクが小さい電子書籍ストアのビジネスモデル

コラム 見直しが進む委託販売制度

3-2 書店と電子書籍ストアの違い(2)~再販制度


再販制度とは
再販制度のメリットとデメリット
再販制度が適用されない故の電子書籍ストアの可能性

3-3 電子書籍ストア業界の構造


電子書籍ストアの5つのタイプ
書店系の電子書籍ストア
書店以外の出版系の電子書籍ストア
電器メーカー系の電子書籍ストア
通信インフラ系の電子書籍ストア
その他の電子書籍ストア

3-4 書店の対応(1)~大手書店の対応状況


リアル書店は要らなくなる?
紀伊國屋書店の取り組み
丸善の取り組み

3-5 書店の対応(2)~リアル書店で電子書籍を扱うための工夫


バーンズ&ノーブルの場合
ボーダーズ・グループの場合
Booker
sの場合
先人から学べ

コラム 読者を呼ぶコミュニティ空間を生み出せ

3-6 電子書籍ストアと出版社(1)~変わる販売促進


営業や書店が販売を左右できる紙の書籍
電子書籍販売でできる営業努力とは

3-7 電子書籍ストアと出版社(2)~審査・検閲問題


寡占化の危険性
講談社コンテンツの35%がリジェクト対象に
過激な描写だけの問題ではない
アマゾンはビッグブラザー?
マクミラン社の値上げ交渉事件

第4章 電子書籍の流通と取次会社


4-1 取次会社の果たす役割


取次会社は本の問屋さん
物流だけでない取次会社の仕事

4-2 “電子書籍取次”の果たす役割


電子書籍で取次会社の中抜きが起こる?
電子書籍取次も登場している
電子書籍取次の役割

4-3 電子書籍取次業界の現状


参入が容易な電子書籍取次ビジネス
トーハンの対応
日販の対応
ニーズからビジネスを生み出せ

コラム 取次の歴史

第5章 電子書籍の出版社への影響


5-1 電子書籍市場の現状


アイボール戦争が呼び込んだ出版不況
電子書籍市場の89%がケータイコンテンツ

5-2 出版社の電子書籍への取り組み


iPadで先行する電子コミック
電子書籍をプロモーションに使う例も

コラム 端末の特徴を活かしたコンテンツを

5-3 電子書籍の価格と出版コスト


電子書籍はいくらが妥当か
出版社のコスト構造
意外と変わらない電子書籍の出版コスト
値段より中身?

コラム 電子コンテンツは無料の意識が強い?

5-4 電子書籍と印税


印税70%は本当か?
むしろ印税が減るかもしれない

5-5 出版社にとっての電子書籍のメリット


紙のパッケージから自由になる
在庫と返本がなくなる
絶版がなくなる
古本がなくなる
貸本が収益になる

コラム 電子貸本サービス

5-6 出版社にとってのデメリット


作家による中抜き問題
新規参入による競争激化問題

第6章 新聞・雑誌と電子書籍


6-1 世界の電子新聞有料化の動向


うまくいかないニュースサイト有料化
電子書籍で見えた可能性

6-2 日本の新聞の取り組み


本格参入を果たした日本経済新聞
その他の各社の取り組み

6-3 新聞電子化のメリットとデメリット


電子化の大きなデメリット
電子化のメリット

6-4 電子化で変わる雑誌


雑誌にぴったりのiPad
iPad版の課題は価格
「お試し版」としての電子雑誌
電子雑誌オンリーでの発行も

6-5 電子書籍と広告の関係


新聞・雑誌が電子化に取り組まざるを得ない広告事情
今のところ好調なiPad向け広告

コラム iPadは広告効果が高い?

6-6 電子書籍で変わる広告事情


iAdで広告営業が不要になる?
広告主による媒体中抜きの危険も

コラム iPadで広がる広告の可能性

第7章 電子書籍で変わる自費出版


7-1 個人が電子書籍を出版する方法


ハードルが高かった自著の出版
方法(1)アマゾンDTPやアップルの自費出版サービスを利用する
方法(2)アプリとして出版する
方法(3)パブーなどの電子出版サービスを利用する
方法(4)自分で作成から販売まで行う

7-2 電子書籍のコンテンツの種類を整理してみよう


テキストベースはリフロー可能
画像イメージは紙面をそのまま再生
多機能なアプリ型

7-3 アマゾンDTPで電子書籍を出版する方法


アマゾンDTPとは
アマゾンDTPの使い方
日本語の電子書籍には対応していないが……

コラム ISBNの取得方法

7-4 iBookストアの自費出版サービスで電子書籍を出版する方法


iBookストアの自費出版サービスとは
iBookストアの自費出版サービスの使い方

コラム EPUB形式のファイルの作り方

7-5 パブーで電子書籍を出版する方法


パブーとは
パブーの使い方

コラム “自炊”で手持ちの本を電子化しよう

第8章 電子書籍の課題


8-1 権利処理問題


米国に比べて遅れている日本のコンテンツ事情
曖昧だった出版契約
出版社の積極的な対応が始まっている

8-2 フォーマット問題


電子書籍のフォーマットとは
EPUB形式
AZW形式
.book形式
XMDF形式
その他の形式
多数のフォーマットに容易に変換できる中間フォーマット

8-3 日本語組版問題


技術的に対応が難しい日本語組版
EPUB形式の日本語化運動が始まっている

8-4 その他の問題


相互互換の問題
市場規模とコストの問題
課題の多さは可能性の多さでもある

コラム 電子書籍関連で生まれた協会、団体

付章 インタビュー集


A-1 ITジャーナリスト佐々木俊尚氏に聞く“電子書籍の衝撃”と未来


電子版ならではの工夫は?
電子書籍を売るにはどうすればいいのか?
書き手にとって電子書籍とはどういう存在か?
プラットフォームはどこが残るのか?
電子化で出版社はどう変わるか?
電子書籍登場で登場する新しいビジネスとは?

A-2 ソニーに聞く、ソニー・リーダーの日本での展開と日米の違い


ソニー・リーダーとはどんな端末か?
iPadやキンドルとの違いは?
米国を次の市場に選び、受け入れられたわけは?
リブリエが失敗した理由は?
キンドルがリブリエに似ていることをどう思うか?
日本での展開はどうなるか?
ヨーロッパでの展開は?
今後の展開は?

A-3 ボイジャーに聞く、電子書籍の歴史と世界標準フォーマットの意義


ボイジャーを立ち上げた経緯は?
「エキスパンドブック」が普及しなかった理由は?
T-Tmeであらゆる液晶に書き出しができるわけは?
EPUB形式が日本語組版に対応する重要性は?
中間フォーマット策定の理由は?
アップルの審査でリジェクトが多い理由
電子書籍の未来と意義は?

A-4 凸版印刷に聞く、電子書籍時代における印刷会社ならではの役割と付加価値


電子書籍に対する取り組みは?
印刷会社ならではの付加価値はどこにあるか?
中間XMLファイルの意義は?
なぜ「電子出版制作・流通協議会」を作ったのか?
垂直統合ではなく水平分業がいいと考える理由は?
今後の展開は?

A-5 ビットウェイに聞く、電子書籍取次と電子書籍ストア


ビットウェイで行っている業務は?
「Handyコミック」に見るケータイコミックの利用状況は?
電子書籍市場は伸びるか?
電子書籍ストアで売上を伸ばす方法は?
電子書籍取次とはどんなサービスか?
電子書籍取次は利用されるか?
今後の展開は?

A-6 日本経済新聞社に聞く、有料ネットサービスの可能性とビジネスモデル


日経新聞電子版を作った理由は?
電子版はどのようにしてできたのか?
電子版は単独でビジネスとして成り立つのか?
購読者数やPVなどの利用状況は?
読者や広告出稿企業などからの反応は?
なぜ紙版を重視するのか?
広告はどうなっているか?
電子版によって紙版の需要を喚起させる方法はあるか?
個別の記事リンク禁止の理由は?
iPadなどで購読できるようになるか?
今後の展開は?

A-7 講談社に聞く、電子書籍時代の出版社の役割と、印刷・取次・書店との関わり


『死ねばいいのに』売上と紙の書籍への影響は?
電子書籍時代に、印刷・取次・書店とどう関わるか?
電子書籍の価格はどのくらいが妥当か?
著者からの電子化許諾をどう取るのか?
電子書籍の“印税”はどうなるか?
アップルによるリジェクト(出品拒否)問題は?
電子化における今後の多様化は?

A-8 アゴラブックスに聞く、電子出版社のビジネスモデル


会社を設立した経緯と理由は?
電子出版はビジネスとして成り立つか?
出版社、著者からの許諾はどう取るか?
電子出版のメリット、デメリットは?
自費出版ビジネスのリスクは?
今後の展開は?

A-9 漫画家うめ氏に聞く、電子出版の可能性と出版社に求める役割


電子出版した理由は?
電子化に対する周囲の反応は?
キンドルでの自費出版はビジネス的に成り立つか?
電子出版のメリット、デメリットは?
電子書籍の印税率はどうなるか?
電子化時代に出版社に求める役割とは?
編集者は今後どうなるか?
今後も電子書籍を出し続けるか?

A-10 米光一成氏に聞く、電書フリマに見る電子出版の可能性


電子書籍を販売しようと考えたきっかけは?
対面販売の良さは?
お客様からの反応は?
コストと採算はどうか?
フォーマットはどうか?
著作権侵害対策はあるか?
今後の展開は?

コラム 電書フリマ当日のレポート





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Posted by SE風味 at 08:26