「続きを読む」の効果、その2

SE風味

2008年09月29日 05:57

「続きを読む」の効果 の続きです。

前の記事を上げたあと、多くの方からコメントを頂きました。ありがとうございます。私なりに「続きを読む」について、再考してみました。
まず、続きを読む(=追記機能)を使うということは、本文を2回に分けて見せられるということです。そのパターンは、こんな感じでしょうか。

・普通に「本文」があって、読まれなくてもかまわないような一言を「追記」する方法。

・「本文」で、大まかなあらすじ/概要を載せて、追記欄で詳細な内容を書く方法。

・本文は、あくまでも追記欄への前振りで、事実上の本文を 追記欄に書く方法


あと、応用としては、本文欄では写真だけのせて、追記欄に文章を書くという「演出」もありでしょう。

そして、当たり前ですが、追記機能を使うということは、文章の全体を読むのに、余計に「1クリック」させることを読者に強いることになります。そして、多くの場合、前の画面に「戻る」ことも強いるわけで、読者に負担がかかるという意識は持っておいてよいでしょう。

実際、前の記事(「続きを読む」の効果)でも、読者が読むのをやめてしまうとのコメントを頂いています。

また、本文に全て書くということは、検索サイトからの呼び込みに有効なことがあります。というのも、トップページに全ての記事が表示されるということは、多くの文章が集まり、情報が多いページと検索サイトが判断し、また、自分が思ってもいない検索文字の組み合わせでアクセスが来ることがあります。


個人的な考えですが、書くということは、読んでもらうことが目的でしょうから、やはり、「続きを読む」を使うことで、「見た目上のアクセス数」を増やすのが目的なら、やめたほうがいいと思います。


でも、このブログでは「続きを読む」を多用しています。その理由は、前にも書いていますが

・読者が、どの記事を読んだかがわかる。

・直帰率がより正確になる(ちらっとみて読むのをやめたか、ちゃんと読んでくれたかがわかる)


これに加えて、先日のセミナーでも、Hibiさんが例として出したのですが、RSSリーダーを使ってブログが読まれている場合、「本文」しか出ないので、本文に全て書いてしまうと、ブログのほうに足を運んでくれないということを言われていました。

読者の把握は、特に企業ブログを行う上では、最重要項目です。


逆の見方ですが、「続きを読む」を使わなければいけないのだとしたら、どうしたら使い勝手が良くなるのか。読者に負担を強いないのか。例えば・・・

・トップページには、あえて「タイトル」しか表示しないように、テンプレートを操作する(少し読めるから、逆に不満があるわけで、目次と割り切られれば、意外と気にならないのではないか)

・前記事/後記事への誘導をしっかりする。

・関連記事へのリンクを追加する。



たしかに「手間」ですし、このブログでも、ちゃんとやっているとはいえませんが、そういう配慮が、好印象をもたれるブログ/ホームページになっていくと思います。


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